食事をしてからの消化時間はどれぐらい?

コラム

食事をしてからの消化時間はどれぐらい?

2021/08/22

食事をした後はすぐに動いていいのか、静かに休んでいたほうがいいのか、迷ったことはありませんか?
食事をしてから食べ物が消化されるまでには、どれぐらいの時間がかかるのでしょうか。

食べ物が消化されるまでの時間

食後、食べ物が消化されるまでの時間は、食べたものの種類によって異なります。
食べ物は胃の中で胃液と混ざり、やがて小腸へと送り出されます。
このとき、食べ物は胃の中に平均2時間から3時間滞留しますが、脂っこい食べ物の場合は4時間から5時間、胃の中に滞留することもあります。

その後、小腸で5時間から8時間かけてさらに食べ物が細かくされ、水分と栄養分の8割を吸収します。
最後に大腸で15時間から20時間かけて残りの水分を吸収するようになっています。
食べ物が体内に入ってから完全に消化され、便として排出されるまでには、24時間から48時間かかると言われています。

食後の正しい過ごし方は?

食後は消化のためにたくさんの血液が胃や腸に必要になるので、あまり激しく動くことは身体のためによくありません。
ただ、食後にじっとしているよりも少し身体を動かしたほうが血糖値が急激に上がることを防ぐ効果があります。
激しい運動は避け、食器洗いをしたり軽い散歩をしたりすることは身体のために良いとされています。

まとめ

食べたものが完全に消化されて便として排出されるまでの時間は、24時間から48時間と言われ、そのうち胃に滞留する時間は2時間から5時間にもなります。
食後は激しい運動を避けて、軽く身体を動かすと血糖値の急上昇を防ぐことができます。